照明用途への利用が急拡大

 LEDと言えば10年ほど前までは、電子機器の動作状態を示すインジケータランプや低消費電力のイルミネーションなどでの利用が一般的でしたが、ここ数年、照明用途での普及が急拡大しています。

白色LEDの高効率化が貢献

 この照明用途での普及の大きな要因となっているのが、各メーカーの研究成果による白色LEDの発光効率の向上です。

 1996年に白色LEDが実用化された当時は、白熱電球の半分程度の発光効率でしたが、年々効率が向上し、現在では蛍光灯を追い越しつつあります。

 このLEDの進歩を受けて、照明機器メーカーが次々と電球型のLEDランプを発売しており、一般家庭などでの普及が加速しています。

 蛍光灯についても課題となっていた取付用の口金の規格化が進んだため、今後のオフィスなどへの普及が期待できます。

白色LED以外にも

 上記のように白色LEDがLEDの代表格として一般に認知されるようになりましたが、白色以外の分野でも紫外線を放出する紫外光LED(UV-LED)なども開発が進んでおり、医療分野などでの応用が期待されています。

 また、LEDと原理の似た素子であるレーザーダイオード(LD)もブルーレイディスクなどの光学ディスクの読み取りや書き込みで多数利用されています。

このように様々な分野で普及の進むLEDについて、その原理などの基礎知識や応用が期待される分野などの情報を紹介していきたいと思います。

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